日本の馬食文化を調べてみた

日本の馬食文化

馬肉生産量、ダントツの日本一と言えば、私の故郷の熊本県。
私にとってはまさに故郷の味、食文化として根付いています。
生産量の多さから「馬肉の聖地」なんて言われ方をすることもあります。
実は密かに自慢だったりして。
 
福島県会津や長野県も有名ですね。
このほかに青森県や山梨県でも生産されています。
産地ではないですが、東京にも馬食文化があります。

それでは簡単に、各地域の馬食文化をご紹介!

東京
明治創業の老舗が伝える「桜なべ」。
味噌仕立てにして、溶き卵にくぐらせて食べる
こってりしたタイプですね。

遊郭・吉原(浅草)の周辺に一時は20店舗ほどもあったのだとか。
馬肉は精力がつくと人気だったそうです。

会津
会津の馬食文化は、脂身の少ない赤身を重視。
軽量馬の産地ならではです。
唐辛子やニンニクを味噌に混ぜ込んだ辛味噌を醤油に溶いて食べるのが定番だそうです。
 
長野
長野の馬食文化は、ちょっと流れが違って、生産地としての規模は小さく、食べ方もこれが定番というのはないようです。
牛や馬の仲買人「ばくろう」が東北や北海道から牛馬を仕入れて長野へ卸していたようで、すき焼き風の味付けもばくろうによって持ち込まれたと言われています。
 
ちなみに「ばくろう」とは、博労、馬喰、伯楽などの漢字を当てるよう。
仲買として働く牛馬に詳しい労働者=博労であり、馬を食らう人=馬喰、馬のよしあしをよく見分ける人という意味から人物を見抜く眼力のある人という意味でも使われる伯楽です。
 
長野の方では、馬刺しの薬味に山葵をつかうことが多いと、お客さんに教えてもらって試したことがあります。
霜降りのサシが多い部位などは、山葵もよくあうのね、と実感しました。


青森
青森には名物に「義経鍋」があるそうです。
梅の花のような形の専用の鉄鍋は、花弁の部分で脂を落としながら焼き肉を味わい、
花弁の先には脂を溜める部分があり、ここで揚げ肉を楽しみ、
花芯の部分では水炊きができるようになっています。
まだ、食べたことはないけれど・・・。
 
山梨
農林水産省が2007年に選定した「農山漁村の郷土料理百選」の一つ、「吉田のうどん」に使われるのが馬肉なのだそう(今では豚肉も多いとのこと)。
出汁をきかせた醤油や味噌味の汁に、太くてコシの強い麺、キャベツや油揚げ、甘辛く味つけた馬肉を加えてあるのが「吉田のうどん」。
とはいえ、店や家庭によって具材も味付けもいろいろなようなので、
「それ違う!」っていう人もいそうですね。
 
馬刺しの薬味はおろし生姜とのことです。

さて、熊本の馬食文化ですが、
話が長くなるのでまた今度にしますね。